職員インタビュー~
その⑤

成子幼稚園のE先生は2019年に新卒採用されました。
子どもが喜んでくれると、たとえ大変な準備があったとしても「やって良かった」と充実感を感じる毎日。
夏休みなどの長期休暇を利用して、障がいを持つ子や個別な関わりが必要な子の保育について勉強を始めたそうです。

子どもの成長や努力の結果に感涙の連続
幼稚園教諭 E.
(2019年新卒採用)

-現在の仕事内容を教えてください。

 年中クラスの担任と学年主任をしています。
 これまで星組(2・3歳児)以外の3学年(年少・年中・年長)をそれぞれ担当してきました。

-この仕事にはどんな姿勢で向き合っていますか?

 何をするにも自分が一番楽しむようにしています。そうすれば、子どもたちも楽しいはずだからです。
 逆に、自分が嫌だ、苦手だ、と思っているとそれは子どもたちに伝わってしまうはずなので。
 そして、いつも笑顔でいることを心がけています。1年目の終わり頃に子どもたちやお母さんからも「先生の笑顔が大好きです」「●●先生と言えばいつもニコニコ笑顔」といった手紙をいただき、笑顔でいることがこんなにも大事なんだ、と気付かせていただきました。
 それから、子どもたちが新しい世界観へ自然に入っていけるように工夫をしています。例えば園庭の絵を描くとしたら、その何日も前から少しずつ、「象さん滑り台って、こんな形をしてたんだね」とか「一番好きな遊具は何?」とか、日常の会話で少しずつ情報を小出しにすることです。

-先生の目から見た成子幼稚園の雰囲気はどんな感じですか?

 子どもたちが優しいし素直ですね。あの子は好き、この子は嫌、がなくて、学年の隔たりなく皆で遊べる明るく楽しい雰囲気です。
 それと、子どもたちから積極的にコミュニケーションをとりに来ますね。

-成子幼稚園に応募した理由を教えてください。

 実は私、成子幼稚園の卒業生なんです。でも、元々は成子幼稚園に戻りたいと思っていたわけではないんです。教育実習でお世話になっていた園から既に声を掛けていただいていたし、その園でお世話になろうと思っていました。ところが、就職活動時期に私幼教の説明会で会場を回っていたら教務主任から「●●ちゃんじゃない?」と声を掛けられたのが嬉しくて、いろいろとお話をしたんです。その時に私が通っていた頃に担任をしていただいた大好きな先生が今も勤めていらっしゃることをお聞きして、成子幼稚園でも実習をさせていただくことになりました。
 実習の際にいろんなお話を聞かせていただき、お休みのことなど勤務体系についても説明を受けました。自分が楽しかった頃の想いでもあり、ここで頑張ってみたいという気持になり、成子幼稚園に応募しました。

-成子幼稚園の良いところ、悪いところをそれぞれ教えてください。

 何かあったときにも、園長先生や教務主任に相談しやすいところが良いですね。もちろん、他の先生方にも相談しやすいですが、トップのふたりに相談しやすいというのは、また違った良さがあります。例えばやってみたいプランを伝えたときにまず「やってごらん」と言ってもらえることがほとんどなんです。もちろん何でもOKではないですよ。自分の考えを尊重して実行させていただけるのは自分の学びにも繋がります。
 悪いところ、というわけではないのですが、教材や行事が多いので、やらなければならないことも多くなりがちです。行事のための保育になってしまいかねないので、そうならないように注意をしています。

-大学で学んだことが現場で役に立っている、ということはありますか?

 大学のゼミで、子どもの前で悲しいとか怒ったりとか、子どもを不安にさせるような顔をしないように指導されました。それから、否定的な言葉を使わずプラスになるような言葉に変換して使う習慣を学びました。例えば、「走らないよ!」というのではなく「歩こうか」というような声かけです。

-どんなときにやりがいを感じますか?

 子どもが楽しんでくれると大変な準備があったとしても「やって良かった」という気持になれます。お家の方から「こんなことをやって楽しかった」と話していました、ということをお聞きすると、そんなに記憶に残ったのなら、やって良かったな、と思います。

-仕事絡みで涙を流したことはありますか?

 たくさんあります。就職したばかりの頃は特に、どうして良いのか分からずに泣いたこともありますし、辛くて悩んでいることに先輩が気付いて声を掛けてくれたことに感激して泣いたこともあります。子どもがトイトレでおむつがとれてパンツになったときも、頑張ったことが結果に表れると泣けちゃいますね。

-辛いと思うときはありますか?解決方法は?

 行き詰まったら現場をとりあえず補助の先生にお願いして、すぐに同じ学年担当の先生に相談しに行きます。問題はその場で解決するようにしているんです。持ち越すととことん沈んでしまうので。そういえば、昔と比べて悩んだことをいろんな人に話すようになりましたね。いろんな視点からいろんな角度のアドバイスがいただけるので。

-休日や退勤後の過ごし方を教えてください。

 就職して1年目の時に、先輩からその日の出来事を簡単にでもまとめておくように言われました。それ以来今もなお、帰ったら必ずすぐに書くようにしています。結果的に、学年末に要録を書くときの役にも立っていますし。
 それ以外はスパッとオンオフを切り分けています。

-将来的な目標を教えてください。

 発達にいろいろなものを抱えている子や個別な関わりが必要な子が増えています。夏休みが長かったので、そんな子たちと関わっていくための勉強を始めたところです。

-就職活動中の学生さんへアドバイスをお願いします。

 まず、社会人になるにあたって、大人との関わりを持つようになることを意識しておくと良いと思います。学生時代の先輩よりもずっと年が離れた先輩もいらっしゃいます。私自身、学生気分が抜けなくて大人として良くないところがたくさんあったと反省しています。自分はそのつもりがなくても相手の受け取り方は違います。
 保育に関しては、子どもと目線を合わせる、手を握って話をする、といった基本的な関わり方がちゃんとできていれば、あとは何とかなります。学校で学ぶことよりも現場の実践で学ぶことの方がずっと多いし、学んだことを現場で実践してもうまくいかないときもあります。子どもが好きっていう気持ちと、いろんなことを素直に吸収できる人であること、いろんなことに挑戦する気持ちがあることが大切です。人の話を素直に聞けた方が人との距離感も近くなるし、自分が変わらなければ相手も変わりません。学生のうちが「何でだろう?」を聞けるチャンスが一杯ありますから、素直に吸収できる人になってください。